在宅ワークに必須なものは? 初心者が確認しておきたいこと7点
在宅ワークは誰でも簡単に始められるのが魅力の1つです。特に届出を出す必要もなく、自宅を仕事場にできるので、始めようと思ったその日に始めることが可能です。
とはいえ、実際に始めようとするならある程度の準備が必要になってきます。
これから在宅ワークを始めようとする人には、どんな準備が必要なのでしょうか。
パソコンやスマートフォンは在宅ワークには必須
在宅ワークとは「パソコンなどの情報通信機器を使用して自宅を拠点にして仕事をすること」なので、パソコンでインターネットができる環境は必須です。
ほとんどの職種でパソコンを使用しますし、もし仕事で使わなくても、メールやチャットツールなどで連絡を取る際に必要になってきます。クラウドソーシングを利用するならなおのことです。
中には、アンケートモニターやポイント稼ぎのような、スマホだけでできる仕事もありますが、本格的に在宅ワークをするならパソコンがあった方がよいでしょう。
パソコンはデスクトップでもノートパソコンでもどちらでもかまいませんが、できれば自分専用のものが1台欲しいところです。
在宅ワークには守秘義務があり、仕事の情報やクライアントから頂いた資料などを外部に流出してはいけないという決まりがあります。たとえ夫婦間やお子さんの間柄でもも第三者であることには変わりありません。
家族と共有のパソコンでしたら、アカウント管理をしっかりして、仕事の内容はご家族の目に触れないよう注意を払う必要があります。
周辺機器が必要かは職種によりけり
パソコンが必要となると、プリンターなどの周辺機器やFAXはどうなのでしょうか? これは、在宅ワークの職種次第で必要かどうかが変わってきます。
最近の在宅ワークはオフラインでのやり取りがほとんどなく、データや資料等はインターネット経由で受け渡しをするのが主流なので、プリンターが必要になることはあまりありません。同様に、FAXもほとんど使う機会はないでしょう。
在宅ワーカーの中にはプリンターもFAXも持っていないという人も少なくないので、無理に新しいものを揃える必要はないと思えます。
ただし、データ入力などの仕事では、一度プリントアウトしたものを入力する方が速いという人もいるので、職種によってはあった方がよい場合もあります。
WordやExcelなどのソフトはできれば欲しい
最近は無料のオープンオフィスやgoogleドライブの文書作成・表計算機能を使っている人もいますが、Microsoft OfficeシリーズのWordやExcelなどのソフトはぜひ欲しいところです。
特に、ライティングやデータ入力の職種では採用条件としてwordやExcel を持っていることを条件にしている依頼主もいます。
そのほかの職種の場合、仕事に直接使うことは少なくても、参考資料やマニュアルとしてWordやExcelのファイルが添付されてくることがよくあります。
せっかく仕事を受注できても、添付資料を開けなくては始まりませんので、お使いのパソコンにWordとExcelがインストールされているか事前に確認して下さい。
パソコン購入時に入っていない場合は、依頼主から送られてくるWord,Excelファイルを開けるように環境を整えておきましょう。
銀行口座やメールアドレスは必須
本格的に在宅ワークを始めるのであれば、仕事専用の銀行口座が1つあると便利です。通常使用している口座と使い分けることによって、入金状況が把握しやすくなります。
在宅ワークで一定の収入を超えるようになると確定申告が必要になってきますので、その際にも専用の口座があると申告処理が楽になります。
また、連絡先として自分専用のメールアドレスを準備しておきましょう。クライアントとやり取りをするのに必要になってきます。
自分だけのアドレスがない場合は、Gmailなどのフリーメールで構いませんので1つ作っておいて下さい。クライアントからの連絡も守秘義務の範囲にあたりますので、管理には気をつけましょう。
パソコンの基本的なスキルがあるか?
環境面での準備も大切ですが、スキル面でもこれだけは必要と思われる要素がいくつかあります。
特に、基本的なパソコン操作やインターネットの知識は備わっているのが前提です。といっても、それらはごくごく初歩的なもので構いません。
在宅ワークを始めるのに最低限必要なレベルは以下のようなものが挙げられます。
- キーボードでタイピングができる
- インターネットを自由に見ることができる
- インターネットの検索に慣れている
- メールの受信・送信ができる
- フォルダやファイルの管理ができる
- ファイルの圧縮・解凍ができる
これらの操作が一通りできれば、いつでも在宅ワークを始めることができるでしょう。必ずしもパソコンの上級者である必要はないのです。
ただし、ライティングの仕事ならWordやExcelのスキルは必須ですし、専門的な分野の職種にはそれ相応のものが求められます。
いずれにせよ、本業として在宅ワークを始めるなら、パソコン初心者レベルでは手に余るようになりますので、少しずつスキルアップを目指して努力することが大切といえます。
在宅ワーカーとしての知識と心構えは必須!
在宅ワークに限ったことではありませんが、仕事をするなら社会人としての常識やビジネスの知識も当然ながら必要です。
在宅ワークをアルバイトのような感覚で捕らえている人も少なくないようですが、在宅ワークは個人事業主ですから、むしろ礼儀やマナーといったものには人よりも敏感でなくてはいけません。会社や上司のような、自分を庇護してくれる存在はないのです。
また、確定申告などの経理関係の知識や、著作権や肖像権などの権利についての知識もなくてはならないものです。
特に法律に触れる部分に関しては、人よりも勉強しておくべきでしょう。権利侵害などでクライアントに迷惑をかけてしまう行為だけは避けなくてはなりません。
副業として在宅ワークをする場合、会社の就業規則を確認しておこう
本業で会社などに勤めていながら副業として在宅ワークを始めるのであれば、まず勤務先の就業規則を確認する必要があります。
副業は可能なのか、全面的に禁止なのか、届出があれば可能なのか、その会社によって規則は違います。
在宅ワーカーの中には勤務先に内緒で副業をしている人も数多く、同業種の副業の場合を除けば、実際に会社にばれて解雇になったという話は聞いたことがありません。ただし、それでも副業に関しては否定的な会社が多いので、自分から話をしたり、副業を匂わせるような行動は避けましょう。
確定申告の際にばれてしまうことも稀にありますので、最低限その辺の知識は身につけておきたいところです。